夢の実現に遅すぎるということはない

大学生活

単位認定

学士入学者は入学前に認定してもらう単位を申請する。

 

申請するには、前大学の授業名と入学後の大学の授業名の対応表とシラバスが必要となる。

 

通常、これは合格時に受検票と引き換えに渡される資料の中に書類が含まれていて、入学前に郵送で大学に送ることになる。

 

入学後に成績表で認定された単位を知ることができる。

 

新入生ガイダンス

学士入学者は新入生として1年生が全員参加するガイダンスに出席する必要がある。

 

ガイダンスでは、履修する授業の申請方法やメールアドレスやログインIDの申請方法の説明を受ける。

 

授業の履修申請

履修申請の資料とシラバスを見て、履修する授業を決める。

 

学士入学者は一度大学を卒業しているので、ある程度申請方法については理解しているはずだが、大学、学部、学科により分野ごとに必要な単位や必修単位についてはいろいろと制約があるので、じっくり読んで、取りこぼしのないように履修計画を立てる必要がある。

 

履修計画

入学時に何年間で卒業するのかを決めて履修計画を立てる。

 

通常、工学部への学士入学では3年次編入となるので、最短2年間で卒業できる。しかし、これはあくまで制度上のもので、実験科目が年次進行で3年かかる場合もある。

 

さらに、専門科目の認定単位が少ない場合、実質2年次から勉強する形となり、この場合も最短で3年かかることになる。

 

理系の場合、履修順序をきちんと守らないとせっかく履修しても理解できず単位が取れないということも考えられるので、履修順序に気をつけて履修計画を立てる必要がある。

 

4年制の大学であれば最長で4年間、二部など5年制の大学であれば最長で5年間在学することができる。

 

課外活動

通常、学士入学者は授業を受けるだけで精一杯という状態になることが多いので、サークル、部活等の課外活動をする時間は取れないことが多い。

 

学士入学者は勉強するために大学に入学してきたはずなので、「どうしても」という気持ちがない限りは、授業に集中するために課外活動は控えたほうがいい。

 

認定単位

学士入学で認定される単位は、教養科目全科目と前大学で履修した単位のうち入学した大学の授業と同等と認められる専門科目である。

 

外国語や体育の単位数は大学によって異なるので、不足している場合は入学後に履修しなければならない。

 

あまり関連のない学科から入学した人は、認定単位が少ないため、専門科目をほとんど履修しなければならないことになる。

 

年齢構成

試験を受ける人は下は20代前半から上は50代までと幅広いが、実際に試験に受かって入学している人は、20代から30代前半が多い。

 

ただし、定年退職してから学士入学するような人もたまにはいる。

 

入学金・授業料免除

国公立大学では家庭の経済状況により、入学金と授業料を免除する制度を利用することができる。

 

しかし、通常、この制度は学士入学者は利用できない。

 

奨学金

学士入学者は学生支援機構の奨学金を借りることができる。

 

また、前大学で奨学金を借りていた人は、在学届を入学した大学に提出することにより、返済猶予措置が受けられる。

 

友達

学士入学者に限らず編入学した人は友達ができにくい。

 

入学した時点で周りは仲の良い集団ができているので、そこに自分から入っていくのは難しい。

 

中間・期末試験

試験の情報も入ってこないし、サークルでもやらない限り過去問も入手できない。

 

試験は 自分の実力だけ頼りとなる。わからないことがあったら直接先生に聞きに行くのが良い。

 

教員との関係

学士入学者は編入学者同様、履修方法の相談などで教員と話すことが多い。

 

特に学士入学者となると学内ではちょっと変わった人とみなされるらしく、教員が興味を持っていろいろと話しかけてくることがある。

 

学生とは仲良くできなくても教員と仲良くすることによって学生生活が送りやすくなることもあるはずだ。